シミ治療

加齢と紫外線の影響によって、誰にでもでてくるしみ。気になって様々な高価な化粧品を使っている方も多いでしょう。

”シミ”といってもいろいろなタイプがあります。

①隆起のないシミ。境界が比較的明瞭で10~20mm程度の類円形の色素斑

②軽度隆起したシミ。淡褐色から黒褐色まで境界鮮明な色素斑

③頬からこめかみに、左右対象に広範囲に見られる褐色のシミ(肝斑)

④そばかす(雀卵斑)

①が最も多く見られます。長期の日光暴露により角化細胞が光老化し、色素細胞を活性化します。その結果、表皮にメラニン色素が増加しシミとなります。
②は①に加えて角化細胞が増殖し軽度隆起した状態です。

当院では、①②については、シミの部分に強力な美白剤であるハイドロキノンクリームを自宅で塗っていただく方法で治療しています。

③の肝斑については、トラネキサム酸の内服薬が大変有効です。1カ月内服すると、シミが改善してきます。美白効果のあるビタミンC誘導体やハイドロキノンを自宅で併用して頂いています。

④は直径2~3ミリの濃淡様々な小褐色斑が頬に見られます。思春期以降に発症し遺伝傾向が強いものです。Qスイッチレーザーが有効ですが、当院では行なっておりません。

いずれのタイプも、紫外線により悪化しますので、しっかりした紫外線対策が必要です。シミのタイプにより、適切な方法をアドバイス致しますのでお悩みの方は気軽にご相談下さい。